トランス脂肪酸について|味とサイエンス
トランス脂肪酸は控えよう

油=太る原因=悪ではありません。ヒトの身体は水と油でできています。
三大栄養素の1つである「脂質(油)」は、ホルモンを作るための原材料です。
良い油を選んできちんととれば肌がきれいになったり体調がよくなるなど若々しさのカギとなります。
油にもいろいろな種類がありますが、積極的に摂取してほしいのが、化学物質が入っていないもの、
コールドプレスされ栄養価がしっかりとある植物オイルです。
逆に避けてほしい油が「トランス脂肪酸」です。
トランス脂肪酸は、マーガリン・ショートニング・コーヒー用クリーム・加工食品
(スナック菓子・ケーキ・ビスケット・インスタント食品・ファーストフード)などに含まれています。
トランス脂肪酸とは、植物油を水素添加という方法で加工処理する際に発生する不飽和脂肪酸で
自然界には存在しないと言われています。
2015年6月アメリカFDAでは、3年以内に全廃するように通達しており、
日本も今後の対応が注目されます。
トランス脂肪酸の取りすぎは、心血管疾患のリスクを高めると言われており、極力控えたい油です。